この記事は、以下の構成で京都の南禅寺付近の観光の楽しみ方を掲載しています。
【目次表示はコチラ】
①.はじめに
②.南禅寺の魅力
③.着物で楽しむ南禅寺
④.蹴上インクラインの楽しみ方
⑤.南禅寺周辺の観光スポット
⑥.京都の紅葉と南禅寺
⑦.まとめ
1. はじめに
京都を代表する観光スポットである南禅寺と蹴上インクラインは、歴史的な価値や美しい風景だけでなく、着物姿で訪れることで、より一層その魅力を堪能することができます。
この記事では、これらのスポットを訪れる際の見どころや楽しみ方、特に着物を着て巡る際のおすすめポイントについて詳しく紹介します。
初めて訪れる方でも理解しやすいよう、専門用語や歴史的な背景についても、わかりやすく解説しますので、京都観光の計画を立てる際の参考にしてください。
2. 南禅寺の魅力
歴史と背景
南禅寺は、京都市左京区に位置する格式高い禅宗寺院で、その歴史は鎌倉時代に遡ります。
1291年、亀山天皇の命により創建された南禅寺は、日本における禅宗の中心地の一つとして知られています。
このお寺は、京都五山の一つであり、その中でも最上位に位置するため、皇室との深い結びつきがあり、非常に重要な存在です。
南禅寺が特に注目されるのは、その壮大な建築物と美しい庭園です。
三門、水路閣、方丈、そして天授庵の庭園は、歴史的な価値が高く、京都の風景を代表する場所として多くの観光客が訪れます。
見どころ
三門と五鳳楼の絶景
南禅寺の象徴ともいえる「三門」は、高さ22メートルを誇る大きな門で、日本三大門の一つに数えられます。
この門は、江戸時代初期に再建されましたが、その威風堂々とした姿は訪れる者を圧倒します。
三門の上にある「五鳳楼（ごほうろう）」は、展望台として公開されており、ここから眺める景色は絶景そのものです。
特に、秋の紅葉シーズンには、京都市内を一望できるスポットとして非常に人気があります。
水路閣の明治モダン風景
南禅寺の境内にある「水路閣（すいろかく）」は、明治時代に建てられたレンガ造りのアーチ橋です。
この水路閣は、琵琶湖疏水（びわこそすい）の一部であり、京都の伝統的な景観にモダンな要素を加えた非常にユニークな建造物です。
水路閣のアーチの下で撮影される写真は、時を超えた美しさを持ち、訪れる人々を惹きつけてやみません。
特に、秋の紅葉や春の桜の時期には、その美しさが一層際立ちます。
方丈とその庭園
「方丈（ほうじょう）」は、南禅寺の住職がいる建物で、禅宗の教えに基づいた静寂で厳粛な空間です。
この方丈の周囲には、枯山水（かれさんすい）と呼ばれる日本庭園が広がっており、石や砂を使って自然の風景を表現しています。
石が山や川を象徴し、シンプルでありながらも深い意味を持つこの庭園は、訪れる人々に心の平穏をもたらします。
特に、庭園の配置や石の配置が独特で、静かに座り込んで眺めていると、禅の精神を感じることができます。
天授庵の庭園の魅力
天授庵（てんじゅあん）は、南禅寺の塔頭（たっちゅう）の一つで、特にその庭園が美しいことで知られています。
この庭園は、池泉回遊式（ちせんかいゆうしき）庭園と呼ばれるスタイルで、池を中心に庭園が配置されており、四季折々の風景が楽しめます。
秋には、紅葉が池に映り込み、まるで絵画のような幻想的な風景が広がります。
庭園内を散策しながら、自然の美しさを感じることができるのが、この天授庵の大きな魅力です。
3. 着物で楽しむ南禅寺
南禅寺での着物映えスポット
南禅寺の魅力を最大限に楽しむために、ぜひ着物を着て訪れてみてください。
日本の伝統的な着物は、南禅寺の歴史的な建築物や美しい庭園と非常に相性が良く、着物姿で歩くことで、南禅寺の風景がさらに映えます。
水路閣での撮影ポイント
水路閣は、南禅寺の中でも特に人気のある写真撮影スポットです。
赤レンガのアーチ型の橋と、着物の鮮やかな色が見事に調和し、どこかノスタルジックな雰囲気を感じさせる写真を撮ることができます。
特に、アーチの下でポーズを取ると、まるで映画のワンシーンのような美しい写真が撮れるでしょう。
方丈庭園での一服と写真撮影
方丈庭園では、静かに座りながら一服を楽しむのも良いでしょう。
日本庭園の静寂の中で、着物を着てゆったりとした時間を過ごすことは、まさに贅沢なひとときです。
また、庭園を背景にした写真撮影もおすすめです。
枯山水のシンプルな美しさが、着物の華やかさを引き立てます。
おすすめの着物コーディネート
南禅寺に合う着物コーディネートをいくつかご紹介します。
まず、ラベンダーカラーの着物は、南禅寺の穏やかな風景と非常に調和します。
淡い色合いが、庭園の緑や水路閣のレンガと絶妙にマッチし、上品な印象を与えます。
また、パステルピンクの着物もおすすめです。
この色は、華やかさと可愛らしさを兼ね備えており、南禅寺の荘厳な雰囲気を少し柔らかく感じさせる効果があります。
さらに、帽子やブーツを組み合わせた大正ロマン風のコーディネートも、南禅寺のレトロな雰囲気にぴったりです。
これは、少し昔の京都の雰囲気を再現したスタイルで、着物にモダンなアクセントを加えたファッションが楽しめます。
おすすめの写真の撮り方
着物を着ての撮影には、ちょっとしたコツがあります。
例えば、「座っておすましポーズ」は、着物の美しさを引き立てる定番のスタイルです。
静かに座りながら、自然な表情を浮かべることで、優雅で落ち着いた写真を撮ることができます。
もう一つのおすすめは、「背を向けた撮影」です。
着物の背中には、美しい柄や帯がデザインされているため、それを強調するためには背を向けてのポーズが効果的です。
この撮影方法は、特に水路閣や庭園での撮影にぴったりで、後ろ姿のシルエットが際立つ写真が撮れます。
4. 蹴上インクラインの楽しみ方
蹴上インクラインとは？
蹴上インクラインは、南禅寺から徒歩で行ける距離にあり、かつては船を運ぶために使われていた鉄道の一部です。
「インクライン」とは、傾斜鉄道のことで、蹴上インクラインは琵琶湖疏水の一部として、明治時代に建設されました。
現在では、このインクラインの跡地が散策路として開放されており、その独特の雰囲気が観光客に人気です。
蹴上インクラインの線路や、その周辺に広がる自然は、歴史と自然が融合した場所として、特に写真撮影のスポットとして注目されています。
また、春には桜が咲き、線路と桜のコントラストが非常に美しい景色を作り出します。
着物で巡る蹴上インクライン
蹴上インクラインも、着物を着て訪れるのに絶好の場所です。
着物姿で線路の上を歩くと、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
桜の季節には、桜の花びらが舞い散る中で写真を撮ると、幻想的で美しい写真が撮れます。
また、蹴上インクラインの周辺には、いくつかの着物レンタル店があります。
手ぶらで訪れても、現地で着物をレンタルし、そのまま散策を楽しむことができます。
特に、着物とインクラインの鉄道遺跡との組み合わせは、他では味わえない独特の風景を楽しむことができます。
当店、1115uncinqからも南禅寺までは電車などで行く事が可能です。
道中も着物を楽しめるので、南禅寺以外も観光を楽しみたい方にはおすすめです。
おすすめ写真スポットと観光地
蹴上インクライン周辺には、歴史を感じさせるスポットが点在しています。
例えば、「船溜り跡」や「栗田神社」は、どちらも昔の風景を今に伝える場所です。
船溜り跡では、かつてここで船が停泊していた様子を想像しながら、静かな時間を過ごすことができます。
また、「南禅寺菊水付近」は、近代的な建物と自然が融合したエリアで、独特のモダンな雰囲気を楽しむことができます。
ここも着物姿で歩くのにぴったりの場所で、写真撮影スポットとしてもおすすめです。
5. 南禅寺周辺の観光スポット
徒歩で巡れるスポット
南禅寺の周辺には、徒歩で巡ることができる観光スポットがたくさんあります。
まず、「永観堂（えいかんどう）」は、南禅寺から歩いてすぐの場所にあり、特に紅葉の時期には「もみじの永観堂」として知られ、色鮮やかな紅葉が楽しめます。
また、「平安神宮（へいあんじんぐう）」も徒歩圏内で、大きな鳥居や広々とした境内が特徴です。
平安時代を再現した建物や庭園があり、京都の歴史を感じることができます。
さらに、「哲学の道（てつがくのみち）」も見逃せません。
哲学者・西田幾多郎が散策したことで知られるこの道は、南禅寺から銀閣寺まで続く散策路で、四季折々の美しい風景を楽しみながら歩くことができます。
「銀閣寺（ぎんかくじ）」もまた、南禅寺からの徒歩圏内にあります。
このお寺は、正式には慈照寺（じしょうじ）といい、室町時代の足利義政が建てたもので、銀箔を施された建物が特徴です。
銀閣寺の庭園もまた、美しい枯山水の庭で知られており、着物姿での訪問にぴったりの場所です。
着物が映えるスポット
着物が映えるスポットとして、南禅寺周辺には「岡崎神社（おかざきじんじゃ）」や「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」もおすすめです。
岡崎神社は、うさぎを祀っていることで有名で、境内にはかわいらしいうさぎの像や絵馬がたくさんあります。
着物姿で訪れると、そのかわいらしい雰囲気が一層引き立ちます。
一方、「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」は、モダンなデザインのカフェで、伝統的な和の建物と現代的なインテリアが見事に調和しています。
ここでは、コーヒーを楽しみながら、着物姿での写真撮影を楽しむことができます。
カフェの外観や内装は、どこを撮っても絵になるスポットなので、SNS映えも間違いなしです。
6. 京都の紅葉と南禅寺
紅葉の時期別おすすめスポット
京都の紅葉は、時期ごとに異なる美しさを楽しむことができます。
11月上旬には「圓徳院（えんとくいん）」や「北野天満宮（きたのてんまんぐう）」が見頃を迎え、特に圓徳院では、歴史的な建物と紅葉の組み合わせが見事です。
圓徳院は、高台寺の塔頭で、豊臣秀吉の正室・ねねにゆかりのある場所です。
11月中旬になると、南禅寺や永観堂がピークを迎えます。
この時期、南禅寺の庭園や五鳳楼からの景色は、まさに圧巻です。
永観堂は、境内全体が紅葉で包まれ、その美しさから「もみじの永観堂」とも呼ばれるほどです。
11月下旬には、「知恩院（ちおんいん）」が見頃を迎えます。
知恩院は、浄土宗の総本山で、その大きな門と紅葉のコントラストが美しく、紅葉狩りの締めくくりにぴったりの場所です。
南禅寺の紅葉の魅力
南禅寺の紅葉は、京都の中でも特に美しいとされています。
紅葉に包まれた庭園や、五鳳楼からの景色は、言葉にできないほどの感動を与えてくれます。
紅葉シーズンには、多くの観光客が訪れるため、早朝や平日に訪れると、比較的ゆったりと楽しむことができます。
紅葉が最も美しいのは、庭園や水路閣周辺です。
紅葉の赤と黄色が庭園やレンガ造りの橋と見事に調和し、まるで絵画のような美しい風景が広がります。
特に、夕方に訪れると、紅葉が夕日に照らされ、より一層鮮やかな色彩を楽しむことができます。
7. まとめ
南禅寺と蹴上インクラインは、京都の歴史と自然を存分に楽しめるスポットです。
特に、着物を着て訪れることで、その魅力を最大限に感じることができます。
南禅寺の壮大な建築物や美しい庭園、蹴上インクラインのノスタルジックな風景は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。
また、紅葉シーズンには、南禅寺の庭園や五鳳楼からの絶景を楽しむことができ、京都の秋の風景を満喫できます。
訪れる際は、着物レンタルを利用して、手軽に着物姿での観光を楽しむのもおすすめです。
ぜひ、南禅寺と蹴上インクラインで、特別な京都の体験をしてみてください。
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